物心がついた頃、私には人にはない不思議な力があることを知った。私を育ててくれた茅嶋夫妻はあふれるほどの愛情を私に注いでくれた。おかげで私は人のやさしさを知り、自然にこの力を人々のために役立てたいと思うようになった。今日も誰かが助けを求める声が、私を正義に駆り立てる…。肉体硬化という特殊能力をもつ白亜は日々グレイスガールを名乗り正義のために戦っている。そんなある日、白亜の前に現れた謎の男ハザル。言うことがすべておかしい。聞きなれない言語と価値観。しかも白亜の特殊能力がまやかしなのだとさえ。戯言を鼻であしらう白亜はやがて地獄を見ることになる…ハザルの緻密で陰湿な罠が次々にグレイスガールを襲う。ハード&リアル討伐の連続。なぜか肉体は硬化せずにただただ武器の餌食。おびえるGGの顔面を襲う鉄パイプ…気がつけばGGは並行世界に。始まるのはハザルによる濃厚で残虐な強襲陥落…「グレイスガール、君には私との子をはらんでもらう。」GGの特殊能力を自分の一族に取り込もうと画策するハザル。その時にはすでにGGに逆らう気力は残っていなかったのだ…。しかし…ハザルの罠の本当の恐ろしさはここからだった。GGは時をさかのぼり地球へ。そこにはかつて完膚なきまでに叩きのめした犯罪者集団。けれどその頃と一つ違うこと…それはGGの肉体がすでに不死身などではなく、か弱い一人の少女の身体であるということだった…。どうなる!?僕らのグレイスガール!?【BAD END】