この男は進路指導や生活指導と称して、教室などに教え子たちを呼び出しては、ワイセツ行為を繰り返していたという。更にその様子をホームビデオなどで記録し、脅しの道具としていたのだ。被害にあった女子生徒たちは、故に中村との肉体関係を継続してゆかねばならなかった。聖職者たちによる、このような犯罪は良く聞かれるところだが、この事件の特筆すべき点は、類を見ない被害の深刻さにある。どうやら彼を告発した郁未(仮名)という少女以外にも、相当数の生徒がこの鬼畜教師に肉体関係を強要されていたようで、ほとんどが中村との性交渉により、妊娠・堕胎を経験していた。それらの事実からもこの男の異常さを伺い知ることができる。聖職者にあるまじき愚行によって汚された女○たちの心と身体の傷は、この男がどのように糾弾されようとも、癒えることはないだろう。