この物語は、実在した泥棒の告白を脚色し映像化したものである。東京のある街を根城に空き巣を働いている初老の男がいた。この泥棒は与平という名で、必ず一人暮らしの若い女性を狙いそのうえ口封じの為に被害者に浣腸を施し、排泄現場を写真に収めるという独自のスタイルがあった。ある日、与平はいつものように住宅街で現場の下見をしていた。すると、あからさまに泥棒だと判る格好でうろついている不振な男を発見。素人に縄張りを荒らされる事を恐れた与平は、この村田という男に脅しを入れようとするが身の上話を聞くうちに同情してしまい、泥棒のテクニックを伝授することになる。そして語られていく恐るべき犯罪の手口。村田は驚くと共にその話に感銘を受け、同じ手口を実行しようと一人の女子大生に目をつけるが…