本シリーズに登場するM女は、他者から与えられた肉体の苦痛に耐えて悦ぶM女ではなく、自らの【M妄想】によって脳内でエクスタシーを得る、いわゆる精神的M女であり、さらには、『撮影』と言う名の『調教』によって、【自己の性】に初めてに気がつき、そして覚醒したM女たちだった。ところで、「なぜ彼女たちは、自らの恥態を自ら進んで曝け出したのか?」と言うと、Sの立場である伊達と彼女たちとの間には、次のような『精神的契約』があったからである。「必ずやお前を守る。だから俺と、俺を通じてお前を見る人だけに、お前の心と身体のすべてを見せて欲しい…。」「信頼できるからこそ、私の心と身体のすべてを、貴方と私のファンだけに捧げたい。そして、共に悦楽したい…。」つまり、二者の間にまるで『恋愛契約』とも言いえる位の強い【信頼関係】があったからこそ、伊達の露出隷女たちには“真のMの瞳”を見ることが出来るのである―。