某国海域の遠海上、浮かぶようにそびえ立つ巨頭、それがオクトパス財団の本拠地。私は「マーガレット」という女性秘書になりすまして手際よく組織への潜入に成功。そこで私に与えられた仕事は、最上階の小部屋に住む少女のお世話係。総裁ミスターZは、その子を大切な「宝物」と私に言っていたけど、やっぱり怪しい。何か裏がありそう。どうやら少女は彼に監禁されているみたいなの。でも、今回の私の狙いは、ミスターZが所有する幻の財宝「人魚の涙」。それさえ手に入れば、こんな所はサヨナラよ。それがなかなか見つからないのよ。総裁室の会話を盗聴してるうちに、少女の秘密を知ったわ。もうびっくり。「人魚の涙」どころじゃなくなっちゃった。深夜にそっと少女を連れ出そうとしたところに邪魔が入ったの。ジャックよ。ミスターZの用心棒、マジシャンと呼ばれる殺し屋で、拳銃の弾も跳ね返し、手からは火炎玉を放つの。もう私ボロボロよ。やっとの思いで逃げて来たわ。だけど、このまま引き下がるのはイヤ。絶対にイヤ!あの「宝物」を必ず手に入れてみせるわ!えっ?私の名前!?お馬鹿さんな坊や。うふふ、じゃ、特別に頭文字だけおしえてあげるわ。