これは、暑い夏の日々の出来事。私、夏原葉月とあの人との、溶け合うような…田舎の生活。両親が海外旅行で家を空ける間、あの人、従兄のお兄さんが一緒に留守番してくれることになった。数年ぶりに会えたあの人はすっかり大人の男の人で、でも、私との再会を照れくさそうにしながらも喜んでくれてて…昔と変わったところ、変わらないところ、どっちも見たくて、私はつい子供みたいにはしゃいじゃった。でも、私はもう子供じゃない。あの人に会えない間ずっと募らせてきた想いが、久しぶりの再会で溢れて…うっかり見られちゃったけど、これは、逆にチャンス?「…うん、いいよ」これは私とあの人との、田舎での性的な、生活。日焼けあとに染み入るせみの声。腰振り幼馴染の刹那の声。どちらの声も真夏日の青空に溶け込んでいく。